Macromill

マクロミル、読むだけのレポートからその場でデータ探索できる BI レポートへ、お客様へインサイトの源泉を


マーケティング調査レポートを Tableau プラットフォームで納品可能に

動的な成果物へのニーズに対応、レポート作成期間やコストも大幅削減

株式会社マクロミル (以下、マクロミル) は、高品質でスピーディな市場調査を提供するマーケティングリサーチのリーディングカンパニーです。日本国内の取引社数は 2,000 社に達しており、年間に実施するプロジェクト件数も 25,000 件を超えています。また東アジアや欧米を中心とする 13 か国以上の国と地域に 34 の拠点を展開、海外の取引社数は 1,800 社、プロジェクト実施件数は 10,000 件以上に上ります。
世界各国に在籍するリサーチプロフェッショナルが最新のテクノロジーを活用した調査を実施することで、多様化し複雑化する消費者行動の把握を可能にしています。データは社内の調査システムに蓄積された膨大なデータコレクションから抽出され、そこから作成されたレポートが顧客に納品されています。
「最近では Excel や PowerPoint で作成した静的なレポートではなく、BI ツールによる動的な成果物を納品してほしいという要望が増えています」と語るのは、マクロミル リサーチプロダクト本部 ビジネスアナリティクス部でアナリティクスユニット リーダーを務める盛 良太氏。このニーズに対応するため、2017 年 2 月に Tableau を試験導入。その後ライセンス数を増やし、社内最大級クラスの案件に適用、2017 年 11 月に Tableau のプラットフォームでダッシュボードの納品を実現しました。

初めての納品の際は、今までのプレゼンテーションとは全く異なるインタラクティブなプレゼンテーションスタイルでご報告したため、お客様から歓声が上がったと聞いています。またこの案件の成功を知った営業担当者からも Tableau による納品への引き合いが多数きている状況です。

世界各国に在籍するリサーチプロフェッショナルが最新のテクノロジーを活用した調査を実施することで、多様化し複雑化する消費者行動の把握を可能にしています。データは社内の調査システムに蓄積された膨大なデータコレクションから抽出され、そこから作成されたレポートが顧客に納品されています。
「最近では Excel や PowerPoint で作成した静的なレポートではなく、BI ツールによる動的な成果物を納品してほしいという要望が増えています」と語るのは、マクロミル リサーチプロダクト本部 ビジネスアナリティクス部でアナリティクスユニット リーダーを務める盛 良太氏。このニーズに対応するため、2017 年 2 月に Tableau を試験導入。その後ライセンス数を増やし、社内最大級クラスの案件に適用、2017 年 11 月に Tableau のプラットフォームでダッシュボードの納品を実現しました。

Tableau: マクロミル社内でどのように Tableau を利用しているか教えてください。
盛氏: マクロミルでは、世界各国にリサーチプロフェッショナルが在籍し、最新のテクノロジーを活用した調査を実施しています。データは社内の調査システムに蓄積されており、膨大なデータコレクションから抽出・作成されたレポートが顧客に納品されています。最近では従来の静的なレポートではなく、BI ツールによる動的な成果物として納品して欲しいという要望を受けることが多く、Tableau で納品するケースが増えています。

Tableau: Tableau で非常に優れていると思った機能や特徴はどのような点ですか。
盛氏: 複数の BI ツールのトライアルを行い、最終的に Tableau を選択したのは描画しているデータと異なる粒度のデータを、データソースを変更せずに Tableau 上で集計し、同じチャートに利用できる機能 (LOD 表現) が実装されていたからです。この機能はほかのツールにはありませんでした。また、お客様から BI ツールで納品してほしいと言われる場合には、例外なく Tableau の名前が上がっていました。そのほか活発なユーザーコミュニティの存在も大きく、わからないことがあっても、都度問い合わせをする必要がなく、大抵は Web を検索するとヒントや答えが得られるというのは非常に大きな選定理由になりました。

Tableau: 現在、Tableau を導入展開している環境を教えてください。
盛氏: 社内の調査システムに蓄積されたデータは、いったん社内にある別のデータベースに抽出され、そこから Tableau Cloud へとパブリッシュされます。アナリストは Tableau Desktop から Tableau Cloud 上のデータにアクセスしてデータ分析を実施、Tableau Cloud にインタラクティブなダッシュボードとしてレポートをまとめ上げていきます。このダッシュボードの内容をフロント営業が確認し、クライアントに納品。クライアントは社外向けライセンスを利用して Tableau Cloud にアクセスすることで、調査結果を多様な角度から見られるようになっています。

Tableau: Tableau Server による導入効果を実感できた点があれば教えてください。
盛氏: Tableau の導入で得られた効果は 3 つほどあります。まず最も大きな効果は、「調査レポートをよりインサイトを得やすい形で納品してほしい」というお客様のニーズに対応できるようになったことです。2 つ目は 3 か月の見込みだった分析作業が 1 週間に短縮できたこと。そして 3 つ目は調査分析の時間を大幅に削減できたことです。

Tableau: Tableau 利用の次の展開について教えてください。
盛氏: インタラクティブなダッシュボードで自由分析が可能な Tableau のプラットフォームを利用した納品要望はすでに数多く上がっており、今後は社内ノウハウを蓄積してこれらへの対応を進めるとともに、社内の調査データとお客様保有のデータを組み合わせるなど、さらに踏み込んだ提案につなげていきたいと考えています。