データインサイトを活用して生産性を向上させる Tesla 社


Tableau: 電気自動車の生産で Tableau をどのように利用しているかを教えてください。
Will Bishop 氏 (Tesla 社 シニアテストエンジニア) : Tableau は、今のわが社の成長と価値の向上に欠かせない存在です。生産部門では、「この時間の目標値は達成できたか? もし達成できていないなら、その原因は?」といった管理を 1 時間、1 分単位で行うことができます。
Tableau: その部分で Tableau はどのように役立っていますか。
Bishop 氏: 何週間、何か月にもわたって製造の障害になっていたしつこい問題の根本原因を探るためにデータを調べていたら、それまで気づきもしなかったことが明らかになり、大成功でした。

Tableau は、今のわが社の成長と価値の向上に欠かせない存在です。 生産部門では、『この時間の目標値は達成できたか? もし達成できていないなら、その原因は?』といった管理を1時間、1分単位で行うことができます。

Tableau: では、解決方法が明らかではない課題に対して、そのような根本原因分析を行えるということでしょうか。
Bishop 氏: 実は、最近になって初めて調べられるようになったデータを調べていたのです。そのデータを違う方向から調べたところ、まったくびっくりするようなことがわかり、それが結局は問題解決の正しい方向に導いてくれました。
Tableau: 素晴らしいですね。先に進む前に、Tesla 社のデータ環境について少しお話しください。データ環境は Tableau とどのように連携していますか。
Bishop 氏: 当社には、実にさまざまなソースのデータがあります。Tableau では複数のデータソースに接続したり、ブレンドしたり、抽出 API を使っていろいろなデータベースにまとめて接続したりできます。それが IT 部門の助けを借りずに行えるので、今ではとても役立っています。
Tableau: Tableau の導入後、データはどの程度扱いやすくなりましたか。
Bishop 氏: そうですね、たとえば誰かと廊下で会って、これを見たいと頼まれたら、場合によっては 3 時間で Tableau レポートをパブリッシュできます。数週間ではなく数時間しかかかりません。実際に、ある人が数か月間悩んでいたことについて相談してきたので、私は 30 分で求められていたものを作ったこともありました。驚かれましたよ。ですから、作成、パブリッシュ、人との共有のスピードは非常に速くなりました。
Tableau: 共有したりデータからインサイトを得たりできる人は増えましたか。
Bishop 氏: 以前は、優れたエンジニアの小さなチームに、他にすることがたくさんあるのにそういうことをしてもらっていました。今では、ツールセットやレポートをたくさんの人に提供できれば、その人たちが自分の疑問に自分で答えを出したり、私ならあることすら知らなかったような事でも自分で調べたりすることができます。
Tableau: Tableau で組織全体の人が本当に力を得られたようですね。その点についてもう少し話していただけますか。
Bishop 氏: 人がデータにアクセスできるようになると、さらに疑問を投げかけるようになります。そして、いわば、さらに深く掘り下げることができるようになるのです。つまり、自立型の環境を提供する絶好のチャンスはそこにあり、その大きな鍵となるのは、責任を持ちながら自立できる自立型の環境にすることではないでしょうか。Tableau の大きな魅力の 1 つとして人をデータに接続できるようにすることが挙げられますが、そのときに接続方法を教えることも、パブリッシュ済みのデータ接続、つまり確かなデータ接続を提供することもできます。Tableau は人に、何かを解読するあらゆる力ではなく、行いたいことを責任を持って行えるようにする力を与えてくれるのです。
Tableau: それによって、Tesla 社のコラボレーションにどのような影響がありましたか。
Bishop 氏: 私が思うに Tesla 内の数多くのグループが連携し始めていて、同じデータを調べ、同じレポートを使い、同様のベストプラクティスを得ています。以前は、ほぼ全員が、できる方法であれば何であれその方法でデータを取得していました。データが小さなバケツに分けられてあちこちにあった感じです。そして知り合いなら誰にでもメールで送っていました。しかし今では Tableau のおかげで作業がはるかに統一され、レポート作成や分析、つまりデータの調べ方に一貫性が生まれています。
Tableau: Tableau で個人的にどのようなメリットが得られましたか。何が魅力だと思いますか。
Bishop 氏: 仕事の面で、Tableau のおかげではるかに多くの人とつながることができました。私は自動車のラインから、Tableau レポートについて教えてほしいと連絡を受けることがあります。Tableau は、使いたいと思わせてくれることがよくあります。いえ、使いたいと思わせるだけではなく、探索という心躍る体験が Tableau の大きな特徴ではないでしょうか。Tableau の大きな魅力は、そこにあるデータを探索でき、いつも驚かされるという点にあると思います。
Tableau: 全体的に見て、Tableau は Tesla 社のチームにどのようなインパクトをもたらしましたか。
Bishop 氏: Tableau を使用していなかったら、我々は後退していたことでしょう。後ろ向きに進んでいたのではないかと思います。私も今ほどにうまく、迅速に、効率良く仕事をできていなかったはずです。人と知識を簡単に共有することもできなかったでしょう。この 6 か月間 Tableau を使用してきて、もう Tableau なしでの作業は考えられません。Tableau を使用していなかった過去に戻るなど、考えるのも恐ろしいことです。