TUNE 社: モバイルマーケティング担当者のための粒度が高いインサイト


TUNE 社は TUNE BI 製品に Tableau を埋め込み、カスタムのプラットフォームの構築に従来付きものだった時間、投資、リスクを排除して、顧客に強力な分析環境を提供しています。

ビジネスインテリジェンス部門マネージャーの Ameer Hashish 氏は、どのように顧客が TUNE 社の Tableau Server からモバイルデータをダウンロードして、Tableau Desktop で分析できるのかを解説しました。顧客は Tableau のデータコネクタを使って、MySQL、Oracle、Salesforce、Google アナリティクスなどのソースからキャンペーンデータを得ることができます。

ビデオ 2 では、データインサイト部門ディレクターの Jim Tommaney 氏が、柔軟性とセキュリティを TUNE 社がどのように両立しているかについて説明しています。個々のユーザーには Tableau Server でパーミッションが割り当てられ、マルチテナント環境のデータセキュリティが確保されています。


モバイルマーケティング担当者のための簡単な統合

Tableau: Tableau は TUNE 社の顧客にどのようなインパクトをもたらしましたか。
Ameer Hashish 氏 (ビジネスインテリジェンス部門マネージャー): モバイルマーケティング担当者で言えば、Tableau のおかげで数多くの「ひらめき」の瞬間が得られるようになりました。たとえば、プロセスの自動化、コストと支出のデータをアプリで生成された収益データとどのように比較するか、どのように地理的データを掘り下げて郵便番号のレベルでキャンペーンを分析するか、ユーザーに対してエンゲージメント前の活動やキャンペーンが行われた後、ユーザーにとっての価値を見極めるために高度なコホートをどのように作成するかという点です。

Tableau: TUNE BI についてお教えください。
Hashish 氏: TUNE 社には、ログインしてデータを表示できる広告会社向けプラットフォームがすでにあります。 TUNE BI は、データビジュアライゼーションのさらに柔軟なカスタマイズや、より粒度が高いインサイトの取得に対する、市場の需要に応えるために開発しました。

Tableau: Tableau をその製品に埋め込むことを選んだのはなぜですか。
Hashish 氏: Tableau の大きな強みの 1 つでもあるのですが、当社が Tableau を選んだ理由は、サードパーティーのデータソースを簡単に統合できるからです。 当社には、モバイルデータ、つまりデバイスから得られるデータを持っているクライアントがいます。 そのデータを、デスクトップで処理するキャンペーンデータと比較したいと考えているクライアントです。

また、MySQL や Oracle などの既存のデータベースを持っており、そのデータをモバイルデータと直接組み合わせてブレンドし、関係性を見出したいと考えているクライアントもいます。 Google アナリティクス、MySQL データベース接続、Salesforce を使用しているクライアントもいます。 コストデータの収集を自動化しているクライアントもいます。 当社顧客の広告会社は、数多くの多種多様なデータソースを使っているわけです。

Tableau: 顧客は TUNE BI でどのように Tableau を利用しているのですか。
Hashish 氏: お客様に関して言うと、それぞれのビジネス固有のデータビジュアライゼーションをすぐに作成できるようになりました。 典型的な広告会社は、Tableau Desktop を開いて当社の Tableau Server に接続し、会社のビジネスやモバイルデータに関係する利用可能なデータソースを選んで、簡単にすぐビジュアライゼーションを作成し始められます。

そして当社は、作成するレポートを Tableau Server にパブリッシュするためのパブリッシュ権限をお客様に付与しています。

Tableau: 顧客が好んでいる Tableau の機能の一例を挙げてください。
Hashish 氏: 当社顧客の広告会社が最も気に入っているものの 1 つがマッピング機能です。 Tableau は高度なマッピング機能の点で、他の分析プラットフォームより明らかに優れていると言えるでしょう。モバイルアプリに関して言えば、地理的位置を利用している食品配達サービスのモバイルアプリはたくさんあります。地理的位置とデモグラフィックは、顧客のプロファイリングや対象オーディエンスがどのようなものかを決める上で、大きな役割を担います。 ですから、当社にとっては大きな成功に結びついています。

クライアントは、ディメンションやメジャーをありとあらゆる切り口から分析して、もっと深いインサイト、もっと粒度が高いインサイトを引き出せると気づいています。以前は得られなかったインサイトを得られるようになったのです。

お客様は、それぞれのビジネス固有のデータビジュアライゼーションをすぐに作成できるようになりました。典型的な広告会社は、Tableau Desktop を開いて当社の Tableau Server に接続し... 簡単にすぐビジュアライゼーションを作成し始められます。

Tableau Server 上のセキュリティ管理

Tableau: TUNE BI についてもう少し詳しくお話しいただけますか。
Jim Tommaney 氏 (データインサイト部門ディレクター): Tableau は、TUNE 社内で手がけているプロジェクトに欠かせない要素です。 当社は TUNE BI を提供していますが、これは Tableau を実際に活用しており、データを取得し、インサイトを獲得して、「次の質問」のようなものに答えを出す能力を持っています。

Tableau: どの Tableau 製品を利用していますか。
Tommaney 氏: 実は、Tableau は全部使っています。 Tableau Server も Tableau Desktop も Tableau Cloud も、それに Tableau のモバイル機能も使っています。 こういった機能がすべてあるからこそ、Tableau を使っているのです。

当社は Tableau Server を使って、お客様のためにインサイトを、分析結果を出して、お客様が好きな形でそれを見られるようにしています。 お客様にとっての柔軟な選択肢というわけです。

Tableau: Tableau ではどのようなデータに接続しているのですか。
Tommaney 氏: 当社は、数々の異なるテクノロジーを活用しています。 TUNE ではおそらく、10 種類以上のデータテクノロジーが使われています。 また社内では、カラム型データベースの TUNE DB と呼ばれるものを使っています。 これは Amazon 上とオンプレミスで稼働していますが、Tableau の柔軟性に対応できるようにかなりの柔軟性を持っています。

Tableau: セキュリティはどのように管理していますか。
Tommaney 氏: 当社には、マルチカスタマー、マルチテナント環境の顧客向け共有データベースがあります。 ですから、お客様がどのデータにアクセスできるか、そして権限という面で、セキュリティを管理する必要があります。

管理しているのはそういうものです。 現時点では、それぞれのお客様に対して個々のユーザーと権限を作成しています。 お客様は、自分のデータを指し示す専用のビューを持っており、そのビューの変更は制限されています。 マルチテナント環境でデータセキュリティを確保するには適切なフィルターが要るのですが、当社がそれを提供するのに必要なツールは、Tableau が本当にすべて持っています。

Tableau: データセットの規模はどのくらいですか。
Tommaney 氏: 数千億行のデータセットです。 データ量はまだペタバイトになっていませんが、いずれは達するでしょう。 データ量とビジネスはどちらも順調に拡大しており、とてもうれしく思っています。 ですから、ペタバイトの境界線はもうすぐ越えるはずです。

ビッグデータを扱うのは確かに簡単ではありません。 ですが Tableau には、いろいろな課題に対処できるようにしてくれるツールがあります。

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